Marks&Spencerが自宅から一番近いので、よく行きます。
といってもイギリスでは高級スーパーなので普段使いはしないのですが、どうしても夕食を外注したい時や、おひとりさまの夜中のデザートなどの特別感を味わうにはぴったり。
前回の記事から時間が経ち、新たに発見したこれは美味しいよ!とおすすめしたいものをまとめました。
イギリススーパーの美味しいおすすめの品/M&S編
Our Best Ever/Chiken Tikka Masala
イギリスのReady meal界(レンチンごはん)で一番おいしいのはコレなんじゃ…?と思い始めているカレー。
イギリスのインドカレーの充実度はどの大手スーパーも半端じゃなく、どれを食べてもハズレなし。
ただし、味はどれも似たり寄ったりで食べ続けると飽きます。
そんな時、Bestって書いてあるけど他とどんだけ違うの~?£5でハズレたらキレそう~!と、とにかくご飯作りたくない日に手を出しました@夕方5時の主婦の憂鬱タイム。
結果、ベストだった。
他のカレーと何が違うのかと言いますと、まずスパイスとニンニクの香りがめっちゃ強い。上の透明フィルムを開けた瞬間のインディア~ン臭がso authentic&アロマティックで象が鼻の中でクルクルしそう。
で、とりあえず、カレーソースがめっちゃ黄色い←えッ?色ぉ?
平均的なイギリスのインドカレーのソースはオレンジ色の「トマ~トオ!」感が強くてサッパリしてるんです。肉もキシキシした鶏むね肉だし。平凡妻はすきっ歯なので胸肉カレーの食後はシーシー必須。…書いててツラくなってきました。
それはそれでさっぱりヘルシーで美味しいのですが、イギリスらしくいつも通りコクはありません。
んが!これは肉も柔らかで、かつカレーがクリーミーで濃厚なコク三昧!!
ご飯よりナンにディップして食べるのがおすすめです。
若者ではない限り、おそらく在英邦人の多くの方は米と合わせると重い&濃ゆいので胃にキます。
米ならレモンやクミンと炊いたインディアンライスなら相性が良さそうです。
ただ、まー高い。
外食よりマシだと言い聞かせてたまにお世話になっております。
まだの方はぜひ!
Cook with us Whole Chicken
スミマセン、画像が見つからず。
精肉コーナーのCook with usラベルが付いた半調理品の肉シリーズです。下味が付いているので、オーブンに突っ込むだけで一羽のチキン丸焼きができるお助けキット。
こちらも夕飯作りたくない選手権inイギリスでたぶん1位の日に手を出しました。BBQのような炭火っぽいスモーキーなお味がします。
珍しく美味しいです←失礼
おすすめは、焼く直前にスモークソルトをふりかけ(そのままでは味が薄くて決まらないから)、皮付きのジャガイモを放り入れてオリーブオイルをジャガ~イモにかけてベイク。
そうすっとですね、ホクホクのベイクドポテトも一緒にいっちょあがりで副菜要らずの豪華な一品に変身です。
肉が余ったらサンドイッチ行き。
胸、骨付きモモ肉、パリパリの皮など、各々が好みの部位を消化できるのもポイントです。
ちなみに誰得情報ですが、平凡妻はモモ肉派でオメガ3取ってるぞ!!と自分を鼓舞してかぶりつく食の基本はカロリーが高い方を好むタイプです。
Our Best Ever/Triful
英国菓子が大好きです。ただ、イギリスの真骨頂は焼き菓子。宝石のような繊細な生菓子はフランスに完敗だな…という感じが否めません。
そんなわけで今一歩テンションが上がらないのですが、このトライフルは別。
ふわっと軽く、甘さ控えめな甘酸っぱさが美味しい。
トライフルは下から順にベリー系のソース、スポンジ、カスタードと生クリームが層に重なっています。平たく言えば、トライフルは簡易的なスポンジを使ったグラスパフェのようなもの。
モノによってはベリーの部分がブルブルした果汁が薄いゼリーで、ネチョっとしたカスタードがぶっかけてあったりして、正直すげぇ微妙なんですけど。
渡英して初めて食べたSainsbury’sのデカくて安いやつ食べたら失敗した思い出があります。
というわけで、トライフルはM&Sが激押しです。
ラズベリーのボトムは果肉たっぷりでコンフィチュールのようで、カスタードはとろりとしてるけど口当たりは軽く、重めの食後のデザートにもペロリといける軽さです。
お一人様の夜の贅沢スイーツタイムにおすすめ。
先ほどSainsbury’s をサラっとディスりましたが、平凡妻の身体はここのプロダクトで出来ています。毎週いつも買い物に行くのはここ。というわけでSainsbury’sから一つだけおすすめを。
Sainsbury’s Premium Blend
もうミルクティーは嫌!ブラックのフィルターコーヒーが飲みたい!!という猛烈なコーヒー愛を受け止めてくれたのはこちら。
お湯を注げば、ちょうど良い濃さのアメリカンコーヒーが家庭で楽しめます。
イギリスはいわゆるアメリカンやブレンドのようなブラックコーヒーはあまり浸透しておらず、ブラック派にとってはコーヒー過疎地です。
カフェに行けば飲めるお店もあるけれど、あくまで紅茶やflat white(カフェオレ的なミルクで割ったコーヒー)の脇役。
コロンビア?マダガスカル?エチオピア?のような、香りと味にこだわった焙煎の一杯は期待できません。
酸味とコクのバランスが~…とか言わない。平凡妻は一切そういうの分かんないヒト族ですが、イギリスでフィルターコーヒーが飲めるだけ幸せ。
ありがとうSainsbury’s!
追記ですが、カフェオレ派へのインスタントコーヒーならLavazzaがおすすめ。
LAVAZZA ClASSICO
イタリアのメーカーでチョコレートのような濃い香りが特徴で、イギリスのフルファットミルクで割っても負けない美味しいカフェオレができます。
平凡妻はシルバーのCLASSICOを愛用。
イタリアに行った時にたまたま手に取ったのですが、イギリスでも買えることを発見してから、家で簡単にカフェオレを作りたいときはLavazza一筋です。
WaitroseからASDAまで幅広く取り扱われており、大手スーパーでしたらどこでも買えます。
Raspberry Cream Sandwich Fingers
最後はイギリスの大定番のビスケット。
イギリスのビスケットはめったなことでは失敗しないし安価でもどれも美味しいですが、何せ食に関しては超保守的クラシック国家なので茶菓子のレパートリーが少なく、変わり映えせず飽きます。
アーーーー!
ショートブレッドも飽きたしチョコも飽きた!!
そんな方にどうぞ。
ホロホロ&しっとりの白肌サブレに、練乳クリーム+ラズベリージャムのミルキーな優しいお味。
普通のショートブレッドより柔らかく、生地の舌触りが細かい。ジャムは硬めで糸を引くネットリ感。
一枚あたりのカロリー総数が怖いですが、2日で全部平らげました。
お菓子はチョコよりイチゴやバニラ派~♪な方はきっと好き。
これ2パックで£1.50と激安ですが美味しさを侮るなかれ。多くの人に受け入れられるクセのない味なので、日本のバラマキお土産にもおすすめです。
最後になりましたが5年間で一度だけ、
「うっわーこのビスケット、マズいですやん金返せ」
とキレそうになった唯一のブツを晒しておきますね。久々にビスケットについて記述しておりましたらムカついてきたので写真付きで。
ハイ、コレ。
バッサバッサのジャリジョリする粉の塊をバターでのした棒の板です。Morrison’sほか、Tescoでご購入いただけます。
今レビューを見てきたら、イギリスでの意見はまっぷたつに分かれておりました。
平凡妻のようにキレている「Don’t call it “shorbread”. Won’t buy it again. Worst quality in the UK」勢と、「Very cheap, but still crisp & buttery flavor. Delicious!」勢です。
マズイ勢がやや優勢。
当然のことながら、味覚は人それぞれ。
しかし、ジンギスカンキャラメルを美味しいとおかわりする男が予約したレストランは気が進まないしこのビスケットをイギリス1美味しいとおっしゃる方とは食の気が合いません。たぶん。
グルメレポートしておいて超無責任ですが、平凡妻の舌がヤバイ勢の可能性もあります。
さぁ、あなたはどっち派!?
答えをチェックするにはぜひビスケットコーナーへ!そして、普通に美味しいものを食べたいという方はMarks&Spencerへどうぞ。
各スーパーのおすすめ品はこちら↓