みなさま、明けましておめでとうございます。
2020年も平凡妻と当ブログを沼のようなディープ&スティッキーな愛と共に愛でて下さいますよう、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
更新が滞ってカビ生えそうなこちらのブログの幕開けは、2019年の買って良かった日本とイギリスの製品をご紹介する回です。
「今更2019年の振り返り~?」
そういうのは2019年の年末にやっとけやという総ツッコミ(自分でもそうとしか思えない)のもと、今十歩くらいテンポ遅く生きてる女のゴリ押ししたいマイ6選。
財布を忘れて愉快なサザエさんを追い越し、コレええやんけ!アイテムが2020年のあなた様のベター・ライフに役立ちますよう。
2019年の買ってよかったもの日本&イギリス版
殿堂入り:STAUB鍋
しょっぱなからサーセンですが買ったの3年前←オイ
持ち上げる際、フンヌッ!て声が漏れてしまい、目を閉じてつかんだらこれは石臼?石臼なの?と勘違いしそうな重量。
うっかり足に落としたら複雑骨折は免れない模様。
しかし、2019年を超えた今でもこれを超える鍋が未だにありません。
骨付きチキン1kgが30分でトロトロになり、煮込む系は時短で保温性も高く美味に仕上がる。無水調理に最適で濃厚な参鶏湯やカレーができます。この味を知ると、ステンレスへは戻れません。
骨折に怯えながらも2019年もグツグツ煮込みました。
元値はゴッツ高いですが、平凡妻はビスタービレッジアウトレット(イギリスの激安アウトレット)で75%オフで購入。
イギリス在住の方はぜひアウトレットへどうぞ。
お料理好きな方であれば、味の仕上がりや美しい見た目を考えれば、正規の値段を出す価値も十分あると思います。
殿堂入り:K2cure Dr.Katsuta’s skin Lotion
一期帰国すると、涎が滴る日本食を捨ててでも買って帰る殿堂アイテムの化粧水です。
義母は看護師。天使じゃねーけど。
寝たきりの患者さんの床ずれや皮膚炎になってしまった方、赤ちゃんの肌ケアに先生が使用していて、みるみるきれいになるから嫁ちゃんもどう?って勧められまして、
「え~パっとしない無名メーカー?」
「嫁ちゃんSKⅡ使いたいのぉぉ!」
って嫌な奴だったのですが、タダであげると言われ飛びつき使用。
結果、何これおかさあああん!!
いやはや、保湿力が高すぎて夜一回ぬるだけで朝まで、というか次の夜まで化粧水いらず。イギリスでも肌トラブルなしの絶好調。
ママ、アリトゥース。
湯上り卵肌の非モモイだよ?
口に入れても安全なものだけを使用しているから、何と!!歯磨き粉としても使えるよ!by義理母(メチャクソまずかった絶対無理)
息子は肌が弱いのですが、肌荒れでGPにかかるよりこれを塗ったほうが治りが早いです。
平凡妻と息子は水でかぶれる敏感肌ですが、このおかげで硬水環境を乗り切っている。育児中の方と、アレルギー持ちの肌が弱い方にもお勧めします。
それから、イギリスは日本に比べてとにかく乾燥しています。
特に冬場は、ラジエーター(家に備え付けられている暖房器具のこと)から発される熱により室内は温かく保たれるものの肌には過酷な環境。
シビアに肌対策を!!
金賞:ユニクロ カシミアセーター
まさかのイギリスの洗濯機に2回ほど放り込んでしまった(しかも無慈悲な高速スピンメニュー)のに、あまり縮まず毛玉もできなかった!!
軽くて暖かく、おそらくイギリスで買える各種カシミアニットで最安値。
メンズのSを緩く着ると良い感じ。肩こりするので重いスウェットやウールセーターが苦手なのですが、これは週5で着ました。洗ってないけどワキ臭予防にBan塗ってたからヘーキヘーキ。
イギリスは冬場は氷点下まで下がります。温かく着心地の良い冬服は、長い冬を快適に過ごすのに欠かせません。
年末にハンガリーのブダペストとオーストリアのウィーンに旅行したのですが、イギリスより寒い連日氷点下でもこのセーターのおかげで外歩きもへっちゃらでした。
絶対来年も買います。
金賞:ファミマの発酵バターを使ったこだわりのフィナンシェ
日本のコンビニスイーツのレベルの高さに一期帰国するたびオシッコちびりそうになるくらい感動とコーフンを覚えるのですが、これは!!
目ん玉ひんむいたレベルのフィナンシェだったデス…。
パリで買ったひとつ€3の味の再現だった。一時帰国中の方は絶対食べて欲しい。
セブン、ローソン、ファミマの3種を食べ比べたけどすまんな。フィナンシェはファミマ一択。一番美味しいと断言する。
イギリスでフィナンシェはあまり売っていません。スーパーで買うとしたら、ボンヌ・ママン(フランスの大衆的なお菓子メーカー)のフィナンシェです。
それでもお店によっては置いていないところも多いので、保守的な舌を持つイギリス人へのお土産にも日本のコンビニ・スイーツは喜ばれると思います。
銀賞:sipsmithのジントニック
日本へのお土産にもおすすめしたいのがこちら平凡妻の愛飲しているジン、sipsmithのミニサイズ。
毎年夏がくると大手スーパーが打ち出すジンやPIMM’Sですが、なかでも飲みやすくクセがないのがこれ。イギリスの料理雑誌Deliciousでも勧められていて、たしかに日本で飲むジンのどれよりも美味しい。
ジン博士でもなければ1000種飲んだわけでもないんだけど、爽やかでキリっとしつつ、何だろう・・・?
真夏に学校で制服で飲む三ツ矢サイダーのような、青春の爽やかな味を思い出します。
もう2度とあんな痛々しい青い時代は過ごしたくないのですが、今の頭と中身のまま、もし昔に戻れたら、もっと上手くやれたことがたくさんあったなぁ…と、青春に思いを馳せるのです。sipsmithと共に。
というわけでチンチン!←ポル語で乾杯
銅賞:ナナメの夕暮れ
根暗はこれ読んでねんねしろ的おやすみ前の一冊。
オードリー若林さんのダ・ヴィンチという文芸雑誌に連載していたエッセイを編纂したもの。
去年もたくさん本を買いましたが、断トツにくだらなくて疲れなかった。それでいてちょっと刺さります。
Kindleがあるので在外邦人にもOK。
若林さんは「激レアさんいらっしゃい」を見る程度のにわかラバーなのですが、世界を斜に見てるクソったれな人間性が、生々しくて好きです。
人付き合いが苦手で、社会の空気やルールにいちいち疑問を持ってしまう生きるのが下手な大人はきっと、あーよかった、私だけじゃないんだ、と安心すると思う。
周囲との折り合いの付け方を、息をするようにできる人と、大人になっても下手な人がいます。
できないならできないままでいいし、したいならすればいいけれど、そのうえでどう生きるか、寝る前に一編を読んでカラっと笑えれば明日はいい日になりそう。
平凡妻はくそったれ斜め人間なので、大変に共感しました。
「Lサイズで」は言えるけど「グランデで」ってスタバで注文するのはスカしてるみたいでキショイと思う精神性をお持ちの方、今すぐ読みましょう。
イギリスで交友関係が広がらずに悩んでいる方や、日本で生き辛さを感じている方を励ます書籍です。
銅賞:Boden ジーンズ
ここのガールフレンドデニム、優秀です。
シルエットもスリムかつピタピタしすぎず、何でも合う基本の一本はここのガール・フレンドデニム。
イギリスの洋服、特にトラウザー(イギリスでパンツはおパンティーだから…)はお尻と太腿がダブついて余りがち。
骨盤やおしりが小さめのアジア人にぴったりのプチサイズの展開があります。
ありがちなすぐ膝が出てしまう現象もなく、それでいて生地も地厚で、イギリスの冬場でも寒く感じませんでした。
ユニクロやギャップのワンラク上のデニムです。日本にも進出してほしいブランドNo.1。
詳しくはこちらに書きました↓
さて、本日は2019年の買ってよかったものをお届けしました。
ジャンルを多岐に渡った何とキラキラしていないチョイスなのでしょう。しかもどう考えても若林さんへの熱量だけめっちゃ高い。
今これを書きながらSpotifyを聞いているのですが、いきなり懐メロ縛りでミヒマルGTの気分上々↑↑のへえーいDJ~かけてよみらくるなんばあ~♪が流れてきてお茶を吹きました。
なんつ~人を脱力させる歌なの…?
懐メロ(平凡妻にとってはゼンゼンいまうたなのだが)は、時々ジャブ打ってきます。
楽しい2020年の幕開けが皆さんに訪れていますように。
改めまして、本年も宜しくお願い申し上げます!
※画像は全てオフィシャルホームページよりお借りしています。