イギリスで日本語教師のススメ。海外でキャリアを積む!

  • 2019年8月26日
  • 2020年2月4日
  • コラム
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日本語教師という職業をご存じでしょうか。

外国人学習者に外国語としての日本語を教える仕事です。みなさんのネイティブの英語の先生を想像し、日本語に置き換えれば分かりやすいかと。

日本語教師の仕事は世界中のどこにいてもできる仕事です。

イギリス、もとい欧米では残念ながらアニメや漫画カルチャーに惹かれた一部の人口にしか需要がないのが残念なところですが、オンラインやスカイプレッスンで世界中の学習者と繋がれる今、興味がある方にはぜひおススメしたい仕事。

日本語教師として働くには主に3つの道があります。

  1. 日本国内の学校に勤務し留学生に教える
  2. 海外の学校に勤務する
  3. フリーランスになってオンラインや自宅で教える

平凡妻は国内の日本語学校2つで勤務したあと、イギリスではプライベートで教えています。今の学生は近所ということもあり、自宅で週一回レッスンです。

興味がある方に向け、どうやって始めればよいのかまとめました。収入を得るプロの教師として採用されるには、主に以下の民間資格が要求されます。

  1. 大学で日本語教育の主専攻または副専攻、または同等の単位を取得し卒業した者
  2. 日本語教育能力検定試験に合格した者
  3. 日本語教師養成講座420時間を修了した者

海外でも資格取得はできます。

ロンドンにもスクーリングや自宅学習の資格講座があります。

専門知識が必要な仕事なので、勉強を怠らなければ、年齢を重ねてもそれが強みにもなる仕事でもあります。

日本語教師を勧めたい方

  • 誰かの役に立つ仕事を始めたい方
  • 外国人と関わる仕事に就きたい方
  • 長期的な専門スキルを身に着けたい方
  • 教える事が好きで、自身も勉強するのが好きな方

ひとつ問題があるとするならば、賃金が専門職の割には安い。駆け出しのころは授業準備に追われ、準備に3時間で本番1時間なんて当たり前。

お給料は授業するコマの分しか出ません。新任であれば国内の都心で1コマ1600円~1800円ほどが相場です。海外で教える場合、勤務先の国の物価に合わせて変動します。

日本語教師に向いている方
  • 海外に興味を持ち、偏見を持たずどの国の方にも敬意を払って多文化共生する広い視野を持つ方
  • 学習者の悩みに寄り添え助けることに喜べる方
  • 客観的に日本語を使える方
  • 向上心を持ちコツコツ努力できる方

例えば、「マジ卍」という日本語。

日本語なのかもはや不明なこの言葉ですが、適切に説明すると…?

どういった人が、どういったシチュエーションで、どんな気持ちで使うのか、文法のルールを交えつつ例文を出して分かりやすく教えてくれる方はきっと良い教師になります。

誰か平凡妻に教えてください。

全然意味わかんねぇ。

※実際に教えるのはもっと普通の日本語です

それから、教える相手は外国人なので宗教や常識、何もかもが違います。偏見を持たず、奢らず、謙虚に学生に尽くすことは必要です。

平凡妻は育児があったので休職していたのですが、またマイペースに再開してあまりの授業の楽しさにぜひ皆様に勧めたくなったのです。

おばあちゃんになってもこの仕事は続けるつもり。

新しい世界のドア、よかったら開けちゃったりしてください。オイ日本語

イギリスの小学校で日本語教師の求人が出たので、面接に出かけた際のリアルな体験談はこちら↓

駐在妻の就職活動/イギリスで日本語教師編