イギリス紳士は嘘?本当?

イギリスといえば?…エリザベス女王、ビッグベン、ロンドンバス、スコーンと紅茶、それからマズイ飯&マズイ飯、そして最後はイギリス紳士。

イギリスといえば男性が紳士的でスマートという印象がおありでしょう。果たしてそれは本当なのでしょうか?

結論から言うと、「ハイ、紳士です。」と言いたい。

誤解のないように申告しますが、平凡妻は外国人男性が特別好きなタイプではありません。塩顔、命。男の趣味については至って保守的で生まれてからずっと鎖国中の女。

というわけで、イギリス人男性に肩入れして評価を甘くしているつもりはありません。しかし、彼らは間違いなく紳士です。ときめく日本人女性が多いのも頷けます。

女は優しくされると子供からご老人までめっぽう弱い。具体的な例を挙げましょう。

重い荷物を持つ女性は積極的に助ける。

日本ではよく彼女の荷物や鞄を持ってあげる男の子がいます。

そんな何も入ってなさそうなもん自分で持てコラ、彼氏もそんなちっさいことで恩を売って優男ぶるな、とババアは思いますがイギリスではちょっと違います。

かわゆい彼女のちっこいポシェットは持たなくても、見ず知らずの人のheavyなスーツケースをヒョイっと担いで駅の階段を上ってくれたりする。そして「Thank you.」というと「My pleasure.」…イケメンな振る舞いに胸熱。

爺さんにやられても惚れてまうやろ。

狭い道を通るときは女性やベビーカー、お年寄りを先に通す。

日本、特に東京では人混みのウネリに負けないようスルスルと歩き、たまにぶつかってもお互い様ですがイギリスは異なります。

ぶつかったら必ずSorry、舌打ちなんて失礼千万。狭い道ならお互いに譲り合い、最後まで相手が通り終わるまで待つ人が多いです。

もちろんThank youのあとはMy pleasure。譲るのがプレジャー(喜び)。

心の余裕は男の余裕。

しかし東京でそれをやったらお地蔵さんになりに日が暮れることは確実。

ショップのドアは次の人のために開けて待っていてあげる。

日本では恋人同士や友人の連れ同士はやってあげる率高し。

デートで男性がドアを開けて女性が入るまで待ってくれなかったら、そいつは200%気が遣えない男決定。上司にや取引先にも無神経そうなので多分そいつは仕事もできない。そんなことは友人同士でもできて当たり前です。

が、イギリス人は他人までやってあげます。

ゾロゾロと他人を先に入れて自分が最後まで待っているドアマンみたいなヤツまでいらっしゃる。ありがとうございます。そんなドアマンにならなくてもいいけど、気が遣えない男より1000倍いい。

電車やバスでは子連れや妊婦、お年寄りに席を譲る。

あ・た・り・ま・え。以上。

その他も、女性を女性らしく丁寧に扱う傾向があります。そして、忘れてはならないのは彼らがそうするのは心根が日本人男性より優しいからではありません。

日本人男性だってちゃんと優しいです。ただ、多くの方の場合それはプリティーな彼女に向けて限定的に発動される優しさであって、不特定多数の他人に向かない傾向がある気がします。

ということで、電車では若くてカワイイ彼女を座らせるのではなくその辺にいるご老人に譲ってあげて欲しいトコロです。それに対し文句を言うような女はヤバイ奴確定なのでとっとと捨てることをお勧めいたします。

イギリス人男性は心が優しいというよりは「紳士的であることは成熟した大人の証」で、紳士的な自分を見せたいと思っているフシを感じます。早い話、公共の場ではエエ恰好しい?

その証拠に、奴らは顔が見えないメールや電話だと不遜な態度を出してくる場合があります。仕事のメールや問い合わせを平気でシカトしたり、逆ギレされた経験多数。

日本人男性はその点ムラがない。

最後に、こんな逸話をご紹介します。海で船が遭難しました。

船からその人を飛び込ませるにはどう説得すればいいか?

アメリカ人には「飛び込んだらヒーローになれますよ。」、ドイツ人には「ルールですから。」、日本人には「みんな飛び込んでますよ。」、イギリス人には「紳士なら飛び込みます。

平凡妻はイギリス紳士的なジェントルマインドを持った日本人男性がいいです。心根から他人に優しくしたいと思う方が最高ですが、そんな人いるのかなぁ?

今は息子(4歳)に「女性に優しくすれば、倍以上の評価と対価が帰ってくるのよ~。モテというかたちで。」と英才教育中。

※画像の男性は全く好みではありません。