バイリンガル育児におすすめ英語絵本/2歳~3歳編

英語教育に力を入れている方におすすめの絵本を紹介します。

バイリンガル育児というとハードルが高く、教育意識が高そうと思われがちですがそんなことはありません。普段の日常で英語に触れる機会を設けるだけで十分に子供は吸収しますが、絶対量と楽しさが必要です。

平凡妻の息子は1歳で渡英し4歳の現在まで外では完全な英語環境ですが、放っておいても数年で日・英ともに自然にペラペラになるなんて甘いことは起こりませんでした。

第二言語習得には親のフォローアップ必須。

ここでは実際に買ってみて、読んで面白く、また英語の言い回しや単語も生活に即している良書を紹介します。具体的なレベルや理由も記載しています。日本でお子さんに英語に触れさせたい方や、プレゼントにもおすすめです。

ALLIGATORS ALL AROUND AN ALPHABET by MAURICE SENDAK

難易度★★☆☆☆

「かいじゅうたちのいるところ」で有名なモーリス・センダックのアルファベット本。

英語は♪ABCD…の歌で覚えても実際はAをエイorエー)と読むだけではなく、all(ール),accident(クシデント)など読み方は多彩。そういった音とスペルのギャップをカバーする短い一文がリズミカルに紹介される。

例)BBursting balloons.+ふうせんを割るワニの挿絵

イギリスではDVDも売っていて買いました。このアルファベットの歌がとても良く、ワニがシュールで面白い。Youtubeでも聴けるのでぜひお試しあれ。

ただし、アメリカ英語です。

A BIT LOST by CHRIS HAUGHTON

難易度★☆☆☆☆

迷子になったフクロウの赤ちゃんが森に住むリスに助けてもらいながらお母さんを探すお話。英単語、フレーズはどれも簡単かつ日常会話に役立つものばかりで、まさに幼児英語には持ってこい。同じフレーズを繰り返しながら、キーワードの英単語が入れ替わる仕組みなので定着も見込めます。

絵も海外の絵本らしく可愛くおしゃれ。

We ‘re Going on a Bear Hunt by Michael Rosen/Helen Oxenbury

難易度★★☆☆☆

仲良し兄弟5人組がクマを探す冒険に出かける話。川や沼地をこえ、吹雪や暗い森をくぐりぬけたその先にクマに出会った!その先は…?

イギリスの名作中の名作で、クラッシクな絵本。多分この絵本を知らずに大人になったイギリス人はいないのでは?と思うほど周りのママ、こども、みんなが知っている国民的絵本。

この本はストーリーよりも英語の擬音に注目。

原っぱを抜ける時に、草が立てる音はご存じでしょうか?Swishy Swashyらしい。読んで語感が良く、大人も意外に知らない英単語が随所にたくさんあります。

THE VRY HUNGRY CATERPILLAR by Eric Carle

難易度★★☆☆☆

日本語版があまりに有名ですが、ぜひ英語で読んでほしいNO.1.

この絵本では曜日、数、身近な食べ物の名前とその数え方まで基礎を網羅しています。例えば、ケーキはone piece (一切れ)だけど、チーズはone slice(1枚)など。

実はとても勉強に役立つ本で、中1英語の1学期レベルで理解できる初歩的な文法の勉強にもなります。

Five Minute’s Peace by Jill Murphy

難易度★★★★☆

3人の子持ちのお母さんゾウが子育てに疲れて5分だけ休憩させてよ!(5minutes  peace)というタイトル通りのバタバタ劇。

この母ゾウの気持ちに共感度200%ってなくらいにはこの子ゾウ達がウザい。でも育児ってそうだよねってなる楽しいストーリー。

ちょっと長いのでやや中級向きではありますが単語やフレーズはシンプル。普段から子供たち自身が口にしているであろうフレーズばかりなので「君も同じこと言っているなぁ。」「お母さんもね。」と息子と笑いながら長く楽しめた絵本です。

絵本は楽しいコミュニケーション。英語の発音が悪い…などと気にしなくてokかと思います。そりゃ発音が美しいにこしたことはないけれど、それよりも親が一緒に学ぶことや親の声で聞かせることのほうが大切。

世界中どこに行っても正当に自己主張ができない人間は舐められます。息子をイギリスで育て現地校に行かせる身としては、英語のせいで周囲に舐められる男になってほしくない。

お前、弱っちい生ぬるい男になったら許さんぞ。いじわるされて言い返せないお前も悪い。悔しかったら英語で言い返すかさもなくばやり返してこい。急所を外せば許す。」とすら思うけれど(大問題)、内心は心配で涙目です。

学校という外に出したら親ができることはありません。そのための英語学習は、気持ち的には格闘技を習わせてる感じすら漂う。

そのおかげか、最近は「Mummy, not ソーセージ、have to pronounce like…ソッセジ!」と注意される。順調にルー大柴化が進んでおります。

子供と一緒に頑張りましょっ!