恋と英語はイギリスへ通ずる。

  • 2019年8月2日
  • 2019年8月20日
  • コラム
  • 4件

あなたの「世界で一番好きな顔」は誰の顔でしょう?テレビにはいつの時代もイケメンが繁殖しています。年下俳優やらジャニーズやらが「カワイイのにたまに見せるオス感」を武器に最新ドラマに躍り出てくるし、ミドルエイジ勢はいつのまにか爽やか青年から危ない色気を持つ大人の男に変貌している。もうあっち向いてもこっち向いてもイケメンの大渋滞。目が忙しいが幸せだ。

が、平凡妻の恋と人生にはそいつらは1㎜も絡んできませんでした。一般社会ではイケメンは絶対数が少ないうえに美女にしか用はない。こちらも花や絵画を鑑賞するより100倍は癒される。が、フォーリンラブはしない。さすがに。

負け惜しみじゃありません…涙なんて出てませんがちょっとハンカチ貸していただけますか?…あ、ありがとうございます。

もし恋する相手が英語しか話さない人なら、英語はメキメキ上達するのでしょう。恋のチカラは万人を突き動かすパワーがあります。

大好きな相手とは心が通じる会話がしたい。日本語で話してもうまく通じ合えない人もいるのが普通の世の中で、「この人!」と心に決めた相手が英語圏の人だったら…?大変なこともあるだろうけれど、他のどんな理由よりも英語を頑張る理由になりそう。

平凡妻の夫は日本人なので英語を勉強する必要はありませんが、出会ったのは英語がきっかけ。学生時代の得意教科が英語で大学受験をパスできる学部は外国語学部しかないであろうレベルには他教科がクズすぎた結果、夫とは同じ大学で出会い恋をして結婚。

「英語、勉強しておいてよかった。」…と思ったのはイギリスに来て生活に必要だからだと思っていたのですが、よく考えたらそれは違いました。中高で英語(だけ)をマジメにやらなかったら夫と多分出会うことはなかったし、ということはイギリスで暮らす未来もなかった。

そして驚くべきことに、息子は小沢健二に似ている。平凡妻の世界一好きな顔の小沢健二に!!イケメンに縁がない人生だと思っていたのに、まさかのここで出会った。私は産んだ、イケメンを。

オザケンが小沢健二なら、息子は小沢健三くらい似ている。そんな健三(4歳)が今日も私に歌ってくれる。♪ラブリラブリ~ウェイッ息をきら~す~っ♪…人生のご褒美が大きすぎて胸焼けしている。

人間の本能は欲しい遺伝子にちゃんとたどり着くように働くらしい。

もう人生でイケメン運を全て使い果たしたと自覚しているので残りの人生はテレビの中のイケメン様を拝み、実生活では尼さん精神で男たちを眺めます。これからの人生、心は丸刈りで生きる。

英語で恋が始まりオザケンで完結した我が人生に1㎜の悔いナシ。

神様、ありがとう。

石原さとみが英語教師だったら男子学生の成績はうなぎのぼりだと思うんですけどね。平凡妻もオザケンが先生だったら今頃オックスフォードに行っていたかもしれません。良かった。

もしそうなってしまったら健三(4歳)を世に生み出せなかったのでイケメンに縁がない女を一人世の中に増やしてしまうところでした。危ないあぶない。