海外生活でのストレスは、思っているより心身のバランスを崩します。それは、本人の意思や滞在している国への愛着とは関係なく起こりうるものです。
本日は頑張りすぎてちょっと疲れちゃったな、イギリス生活が辛くてしんどいなという方へのストレス解消法のアドバイス。
平凡妻はカナダでストレスによる不眠と肌荒れと頭痛、イギリスでは孤独環境によるうつ期間がありました。
乗り越えた方法はご覧の通り実践的です。
ボディーデトックス
・カフェイン摂取量の見直し
・湯船と足湯のすすめ
・寝具の見直し
メンタルデトックス
・感情の書き出し
積極的なインプット
・読書のすすめ
・習い事などの無駄を始める
セーフティ・プレイスの確保
・お気に入りの場所を探す
あ…怪しいィィ~!
はぁぁああん??
平凡妻は横文字系美容と水素水とスピってる話にはメンチ切りたい女。
宇宙からのお告げ待ってても老けるだけだし水素水はH2Oだしトイレでイキめば80%の老廃物を出せると信じていますので、あくまで実践的なアイディアに絞ります。
平凡妻のライフ・ハックが疲れたあなたの心を軽くしてくれますように。
カフェインをぬく
効く。マジで効く。
特に肌荒れや生理前のイライラに悩む方にはカフェイン軽量を勧めたい。
一日に1杯~2杯程度なら問題ないと妊娠中に言われてから、減量を実践していました。
初めて3カ月ほど経つと、肌はキレイになるわ感情の起伏は落ち着くわ、いいことずくめ。
カフェイン中毒でコーヒーと紅茶がないとイライラするほどでしたが、適量で我慢してお水を取ると調子がよくなりました。
トイレがめっちゃ近くなるけど。
お察しの通りよく眠れます。
今はイギリスに居ついて結局Yorkshire teaをバケツマグで5杯は飲んでいるので振り出しに戻る。
湯船と足湯を活用
キャンドルも焚いちゃって~。
キャンドルを焚いてバスタブに浸かるなんぞ、オイGACKTかよってツッコミも入りますが効果バツグンです。
電気の光よりも、ろうそくのくゆる炎は癒し効果が高いことは科学的に証明されています。
暗いお風呂場で目をつぶると、忘れていた自分の感情を思い出して泣けてきたり…。
感情の蛇口をひねるのは、大人にとって難しい。
家にはいつも誰かいるし、いなくても日常に押しやられてスマホに手が伸びる。外に出れば大人らしく振舞い、ある人は仕事をし、ある人は勉強し、家事をして、一人で泣く時間もありません。
家にシャワーしかない場合は、バケツにアロマオイルを垂らして足湯するのも手です。
体温の上昇は安眠にも効果大。
枕とマットレスを変える
寝ても疲れが取れない…。
それはもしかして寝具が身体に合ってないのかも。
平凡妻はウン万年前の乙女時代にカナダでホームステイをしていたのですが、部屋に備えられていたベッドはパイプベッドで、マットレスと枕もヘタった安物。
まぁ寝られないこともないしな…。と野菜の皮を齧るビンボー留学生だったのでケチり続けた結果、片頭痛が悪化し耳鳴りまで発症。
あまりの頭の痛みに学校に行くのも辛かった過去があります。
原因は、身体がマットレスに沈んでしまうことで起こる肩&首コリでした。
疲れが取れないのに、寝心地が悪いからまた眠ないという不眠のループで肌も荒れ放題。
テンピュールの低反発の枕に変えたらあっさり解決しました。
マットレスの寿命は長くて5年らしいです。
ベッドにのったときにスプリングが軋む場合、交換をお勧めします。
イギリスはじめ海外生活は、家の外では外国人として奮闘して頑張っていらっしゃる方が大半かと思います。睡眠とオフの時間は、日本にいる時よりも良質にしていかないと疲れもストレスも蓄積していくばかり。
寝具の交換は、手っ取り早くオフタイムを充実させられる解決法です。
気持ちを文字に書きだす
マイナスの感情で自家中毒にならないよう、とにかく外に出す。
よく友達に愚痴る、という解決法を聞きますがマジ??解決したこと人生で一回もナイっすね。
例えば、日本が恋しくて友達に会いたいなら、その気持ちと会いたい人の名前を全員分書き出しましょう。
悩みがあるなら具体的な問題を書いて、自分のダメなところと良いところを書いてみたり。
そうすると、不思議と気付くわけです。
「あ、大して友達いなかった。」とか。
「やっぱり頑張れない。帰国しよう。」とか。
気持ちを言語化すると、とっちらかってる自分の気持ちがハッキリします。
人間関係の悩みなら、そのムカつく野郎への不幸の手紙を書くのもいいです。
平凡妻は小学校時代、大っ嫌いな幼馴染への不幸の手紙を6年間も書き貯めていたサイコな女児でした。←ドン引き
自分を守れればいいじゃありませんか。
郵送したら捕まりますけど、したためて燃やしたりビリビリに破るとめちゃくちゃスッキリします。←闇の深さ海の如し
イギリスでは英語に躓いて落ち込んでしまったとき、育児に行き詰ったとき、外国人マイノリティーとしての孤独にさいなまれたときなどに、気持ちを書けるノートを用意しています。
それから、こちらのブログも私自身のイギリス生活の振り返りに役立つので、ブログもおすすめです。
無駄を始める
身にならない習い事をおすすめします。
平凡妻はギターを始めました。
もう何者になることもない大人は、何かを成し遂げなくて頑張らなくても、お金さえあれば生きてはいけます。
でもそれだけではままならないのが人生で、イギリスはじめ海外では特に言葉も通じない分、マイノリティで社会的弱者になりやすく、自分に自信を持ちにくいものです。
そんな時は外に出ましょう。
日々どこかに出かけるルーティーンは、生活の輪郭をはっきりさせる作用があります。
英語でも楽器でも仕事でもいいけれど、しんどくならない余白ある好きになれるものがおすすめです。
大人の無駄は精神にとても良いことを、もっと大人たちは広く知るべきだと思います。
紙媒体の読書
なぜ紙を推すのかというと、単純にベッドの中でKindleより読みやすいからです。
フラットなタブレットを読む時の姿勢はスマホをやるときの姿勢と変わらず、首に悪く肩こりの原因に。
手でめくる紙の質感と音は読書の醍醐味の一つ。
Kindleは確かに便利ですが、画面上の文字を追う際に目が滑るし、ライトは目に良くない。
本にはそれぞれ気配があります。
装丁や帯、付箋の紐の色や質感は作者の世界観を反映しているように思う。
それが電子になったとたん、気配は消え、ドラえもんの四次元ポケットから出てくる便利な「情報」めいたものになってしまう気がします。
Kindleは海外生活ですごく役立つし活用しているのですが、癒してくれるのは紙媒体。
ただイギリスで日本の本を買うのは難しく、他の海外でも手に入る地域ばかりではありません。そんなときは洋書か、現地語が分からなくても目で楽しめる絵や写真が美しい本、雑誌をおすすめします。
詩集、写真集、インテリアやファッション関連ならば比較的読みやすいです。漫画でもいいし。おすすめです。
お気に入りの場所を外に作る
「土地に馴染む」って何だろう?と考えたときに、思い浮かんだことのひとつ。
転勤族なので根なし草のスキルだけはハイレベルなのですが、まずやることはセーフティー・プレイスを多く持つ努力をすることです。
カフェでもいいし図書館でもいいし、公園のベンチでもいい。
いつもの電車のいつもの車両で通勤するのも一種の落ち着かせる習慣。
ポイントは、一人で行けることです。
どの土地に行ってもいつもの場所さえあれば、ひとまずは落ち着いて生活ができます。いつか離れる土地ならばなおさら、思い出の場所になる。
ひとりで落ち着ける場所探しを、ぜひ頑張ってください。
これは人間にも有効です。
ひとりで会いに行けるほっとする人。
海外生活では、なかなか出会えないけれど、出会い損ねないように時には社交を頑張る活力にもなります。
友人作りには足掻くことも必要らしい→友達のできない悩みは永遠に。
さ、本日は転勤族から新天地で頑張っていてガス欠気味なあなたへ、心を軽くするライフ・ハックをお届けしました。
イギリスは相変わらず寒くて暗く、長いながい冬がまだ始まったばかり。明るい気持ちで今年の残りの2週間を過ごしましょう!
※本気でヤバい場合はこんなブログを読んでる暇はないので迷わず病院へ行ってドクターへカウンセリングの予約をしてください。
それから、もし日本でこれを読んでくれているお疲れの方がいたら、ぜひ勧めたいのは一人旅です。
ひとりで知らない土地に行くとシンと冷えた気持ちになって、帰ったら連絡したい人の顔が浮かんで消えたりします。
その人こそが人生に必要な人で、旅行鞄に入る数点の荷物とその人さえいれば自分は生きていける、と思考の断捨離ができるから。
日本に暮らしていた頃はそうして「自分の大事」を確認していました。
さぁ残り2週間、今年も頑張っていきまっしょい!
海外生活に病んでいる方はこちらのお薬をどうぞ。
実践的です↓