イギリスのChristmasTombolaが分からなくて恥かいちゃったの巻。

みなさま、本日はくっだらない話です。英語と文化背景の無理解に喘ぎ早5年ですが久々にヤラかしました。

Christmas Tombolaはご存じですか?

うやらイタリア発祥のビンゴ的景品をあてるゲームのようなもの。(らしい)

息子の通うイギリスのスクールでは、Christmas Fayreという保護者が手掛ける出店やイベント、ビンゴパーティーの準備に向けて大忙しです。

で、で。

平凡妻のクリスマスと言えば、家族でケンタとケーキとシャンメリーorカップルはお台場のイルミネーションとカチャカチャ鳴るディナーが定説のジャパン島からやってきました。

つまりイギリス・クリスマスの予備知識ゼロマン。

架空のサンタとルドルフ(トナカイ)のソリに我が子のプレゼントをダンクするためにamazonに入り浸ることしかしなかった奴ホント誰?

役立たず過ぎて学校で大恥をかくぞ、と忠告したい。

「あ~やっぱミンスパイはマズイよねぇ~。」

とか言って同じくミンスパイ嫌いな友人(でもなぜか英国の掟なのか絶対家に行くと出してくる)とミニオンズ観てる場合じゃないからね?

今すぐに!wikiで!

貴様のあやふやにしているそのparents mailのchristmas eventの実態を検索しろ!!

…まーしなかったから大恥かいたんですけド。

コトの始まりは保護者のチャットから。

日曜日の夜更け、whatsappにこんなやりとりが流れ出しました。

「So just reminder…Do they have to give money?」

「Yes thank you and it’s bring a bottle for Xmas fayre」

「By bottle I asuume they mean alcohol?…sounds strange」

「Yeah, they take in a bottle of something for a prize」

→OOOO!Okaaaay!!

→了解&ハートの絵文字パレード

Eeee、余談ですがOOO!とかYEP!!絵文字多用とかヤメロやギャルかよ、と明るいお母さま方をとりあえず僻む。

ひとまず脳内で、明日は子供にお金と酒のボトルを持たせると理解しました。

アルコールなんて変だわね、ねー、そのボトルのなかに景品でも入れるのかしらね、と。

…そういえば、イベントのために空ボトルを寄付するお願いが来ていたことを思い出す。

スクールのメールを確認するとwine bottleとあったので、

「あーこれのこと?」

とその夜は半端に入っていたワインを出し、息子に持たせるよう準備しました。もう日曜日で誰にも聞けないしまぁいいか、と。

翌朝、空のボトルとお金を息子に持たせ、

「先生にマミーから寄付だって渡してね。」と爽やかにいってらっしゃい。

ちょうど登校時間はクラスメイトでひしめき合っています。

いつもの顔ぶれに挨拶し帰宅しようとすると、殆どの手には明らかに泡プスプスいってるシャンパン。

重そうなお酒のケースを嬉々として次々と車から降ろすダディーたち。

…エ???

今まさに教室で「どういう意味かな?」と不思議な顔で息子に訪ねる先生の顔が浮かび、背筋が凍る。

ソッコーでスクールオフィスに向かい、

「今日のクリスマスの寄付、empty wine bottleじゃなかったの⁉」

と前のめりで尋ねると、

「多くの方は中身アリをお持ちになります。」と。

ならば、あのメールの空ボトルの意味は何だったのだ、と詰め寄ると、空のボトルには水を入れてハズレ品を作り、寄付してくれるアタリと混ぜてTombola gameとすると…。

ハァァァァ!!!!ナールホド!!!

だから皆さん、ハズレが多くならないよう配慮して寄付をするのですね。

じゃあ!!

そうやって!!

書いておいて!!!

empty bottle and filled one(more appreciated)って書いとけボケェ!!と、自分の常識のなさを棚に上げて文句を心で叫びますが時すでに遅し。

年1しかカットしない落ち武者ヘアーを振り乱し、速攻でM&Sへ開店9時と同時に駆け込みます。

手前にあった酒のボトルを抱えてたあと(でもしっかり安いの選ぶ)、ついでに「今日のご飯は人参のスープにして。」と息子が言っていたことを思い出し、ニンジン1本を生のまま掴みお会計。

寒さで鼻タレ&ダッシュでゼーハー言いながら戻ると、先生方は温かく迎えてくださいました。

「これとさっきのswapしておいてください。」

と買い物袋を渡しながら何度も平謝り。

「NO problem. culture diffrenceはたまに誤解が起きるものよ。」

と励まされる。

さ、さんきゅー…。ナーイスなフォローに痛み入る月曜朝9時30分。

と、ここで先生が中身をチェックし怪訝な顔で取り出したものは生のニンジン。

ハダカのつやつたしたニンジンを苦笑いしながら受け取るべきか思案していらっしゃる。

さっきからナナメ上なものばかり持ってくる東洋人女を傷つけないように、言葉を選んでくれたのですね。

「アー?…for…ルドルフ??」

…!!!

んなワケあるかーッッ!!

遅刻までしてんのにそこまで極寒ギャグかまさんわ。←いやどう見てもお前が悪い

「Sorry, it’s for our dinner…」

とマジレス。

(マッジでどうせならもっとオモローなこと言えや…。) 

ルドルフより無能な平凡妻は、ユニクロのダウンコートの右ポケットにニンジンを突っ込んで帰宅しました。

こんなにニンジンを重く感じた日は人生でなかった。

息子、カァチャンの英語と知識不足で恥をかかせてゴメンな…。

図太いので涙は出ませんが自分の失敗にやや落ち込む

…が、生まれながらのトリ頭なので3日経てば失敗は忘れ、次々と来るスクールからのメールにウンザリしながらもまだwikiってないこの女。

クリスマスまで残すところ3週間、あと何回、先生方に呆れられるのか未知数。

サンタにすらテメェいい加減にしろとソリで轢かれそうな勢い。

「異国暮らしで躓くのは何も語学だけでなく、文化的背景知識の欠如である。」

と、もっともなことを考えつつも実は平凡妻がただのアフォであった、というお話でござんした。

ニンジンは結局、コンソメを忘れてまだ冷蔵庫。←輪をかけてアホ

誰かこのヤル気のない女にクリスマスへのパッションをお授け下さい。

そしてサンタさん、どうか息子に恥をかかせないレベルの英語力を頼みます。