平凡妻は田舎住みです。花咲き誇るガーデンやいにしえの家造りに虫はセット。マックのバーガーにはポテト、カントリーライフには虫、という構図は常識です。
「蜘蛛なんて素手で一発!」「ティッシュでヒョイだよ~。」と軽々しく口にできる方、信じられません。虫と共に仲睦まじく共生できるのはイギリスで持つべき才能です。尊敬。
「クッモはマッジで無理!!!」
そんなあなた様、ナカーマ。
5年も死闘を(心理的な意味で)繰り広げてたらあふれ出すネタよ。蜘蛛マスターの平凡妻が戦い方を伝授いたします。
- 殺虫剤は直接噴射式を使用
- 傷んだ木材の隙間、部屋の四隅、トイレの配管裏などに殺虫剤を3カ月毎に吹きかけておく
ハイ、たったこれだけです。
まず用意していただきたいのはコチラ。
※万物系害虫の殺虫剤。Amazon ukで購入できます。
イギリスの蜘蛛は日本と種類が異なり黒くてやたら足が長いのが特徴。よくいる家グモです。また他に茶色いはちきれんばかりのグラマラスBODYをもつ種もいます。
大丈夫です。どちらにも効きます。
「殺虫剤なんて…こんなもん知っとるわ!」という方、詳しく解説いたします。
イギリスの殺虫剤は種類が色々あって、用途によって使い分ける必要があります。イギリスの殺虫剤は主に「毒スプレー直噴射タイプ」と「毒スプレー密閉タイプ」があります。
クモにはこの「直噴射タイプ」一択。
理由は、このタイプは部屋中をすべて換気したり、布やカトラリー類をいちいちどける必要がないからです。
いざ「ク…ックモ!!でたぁー!!」となった際、もう心理的にも時間的にも余裕はあるはずもない。そんな境地のアナタ様でもサッと使用可。
また、蜘蛛はどこからともなく沸きます。
予防法としては生息域に3カ月毎くらいには殺虫剤を吹き付けておくと効果がありました。
これは息子の虫図鑑で知ったのですが、蜘蛛は主に夜行性で昼間は腐った木(例えば湿気の多いバスルームの隙間や、家具のひび割れ部分、腐った配管工の隙間)などに隠れているそう。
イギリスは古い家が多い上、雨が多く蜘蛛には生きやすい環境です。
家の中で潜んでいそうな箇所を見つけたら、殺虫剤を定期的にかけておきましょう。しばらくオサラバできます。
一方、毒スプレー密閉タイプは例えばこれ。
※wasp&fly killerですが羽虫全般は大体OK
このタイプは部屋を密閉し、食器やファブリック等肌や口に直接触れるものは全てよける必要があります。が、見逃してしまった害虫や、潜在している卵(オエー!)にも効くので効果はバツグンです。
平凡妻はコレをウン百匹のハエ退治に使用。15分で全ウン百匹、ヤッた。
詳しい地獄絵図はこちら→イギリスでねずみ駆除の方法を経験者が語る※グロ注意
ただし効力がある分ニオイがキツイし、ペットや赤ちゃんのいる家庭ではおすすめしません。平凡妻のように仕方がなく大量の虫をコロす必要がない限り、このタイプは勧めません。
ガレージの蜘蛛を含む不特定多数の虫を一掃するなどの目的でしたら良いかと思います。
蜘蛛にはイギリスのみならず、おそらく多湿地域にお住いの方は頭を抱えていらっしゃるのでは。平凡妻は日本で暮らしていた時、某餃子国に暮らしていましたがそこは高温多湿のクモ王国でした。
雨が多い地域は出る!
自転車のサドルの下、カーテンレール、寝室の絨毯の隙間など、どこからともなくウヨウヨ。日本に暮らしている方、または海外でも多湿の地域に暮らしている方にも、ご紹介した予防法はおすすめです。
最後になりましたがお礼を。
Twitterで前回の記事→イギリスで受けた人種差別についてリアルに語る。がバズりまして、沢山の温かいコメントや心配の声を頂きました。
平凡妻と息子に寄り添ったお心遣いをくださった皆様、ありがとうございました。
Twitterでは一人ずつお返事してまわりきれないため、失礼ながらここでまとめて感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
ハァ。
平凡妻は生まれも育ちもCity girl、いやCity womanなのです。イギリスで強くなったのはメンタルだけでなく虫耐性、間違いなく。
これで皆様が健やかに蜘蛛に悩まされずにお家クリームティーができますように。