海外駐在に帯同するか悩んでいる方へ/イギリス生活や海外に向いている人の性格5つ。

  • 2019年8月30日
  • 2020年2月11日
  • コラム
  • 4件

“One place suits one person, another place suits another person.”

ピーターラビットの作者のBeatrix Potterが遺した言葉です。

つまり、ぴったりな場所はひとそれぞれなんだゾ、ということなのですが、あなたにぴったりな場所はどこですか?

海外駐在や帯同をするかお悩みの方に参考になるよう、海外暮らしでのびのび生活している周囲の人の特徴をまとめました。

もちろん立場や状況によって感じることや見える景色は変わりますので、あくまでご参考にしてください。

海外生活に向いている人の特徴とは?
滞在先の国への適応能力が高い。周りで楽しそうに暮らしているのはこんな人達↓
  • 日本では変わってるねと言われたことがある
  • ハガネメンタル保持者
  • 精神的に自立している
  • 英語力以上に社交的でコミュニケーションスキルが高い
  • 日本がそこまで合わないと感じている

日本では変わり者

「変わってるよね~。」…は?
てめぇそれどういう意味?という思いをしたことがある方はイギリス、いや全般海外向きなのではあるまいか。そんな方は海外暮らしを楽しめるかもしれせん。
日本ほど同調圧力が強い国は他にないんじゃないですかね。
日本で言う「変わっている」という真の意味は、
  1. 周りと足並みが揃っていない。空気読めカス。
  2. 自己主張ウザイ沈まれ。
  3. 浮いてんだよバーカ
のどれかが経験上当てはまります。
自分の意見を言えば、変わっている。
みんなと同じでなければ、変わっている。
日本人の協調性はスンバラシイですが、個を大事にしている人にとっては息が詰まる。ハイ、私もです。別に変わっていません。
ただ少しハッキリしているだけです。
ハガネメンタル
いくら海外で楽しく暮らしていると言えど、日本で生まれ育った日本人である以上は、最初から完全にイギリスやその他の国に馴染むことはほぼ不可能です。
大なり小なり苦戦し、英語や文化摩擦や人種差別の目と戦って強くなる。
はっきり申し上げて、いったんアジアを出れば欧米圏で日本人であるメリットはほぼありません。
現状、黄色人種の私たちは真の意味で白人と対等ではないのです。
たまに「日本人はアジアNO.1先進国の名誉白人!」とぬかすおめでたい人もいらっしゃいますが、そんなのは耳に優しい夢物語です。ムカつくけど。
そんな厳しい世界に、タンクトップでハチミツ取りに行く的なタフマインドがある方はきっと強い。
自分に自信をつけて、偏見も言葉の壁も跳ねのけていらっしゃる。
タンクトップ族はイギリスで闘い続け、時には泣く夜も経験しハガネのメンタルを手に入れます。
それは海外生活に限らず、どんなことでも新しい何かを始めるときはそうやって乗り越えていくものでは。
それは帯同する駐在妻に限らず、どんな方にも共通するマイノリティとして生きる上での心持ちだと思います。
精神的に自立している
イギリスもしくは海外で暮らす以上、自分の機嫌は自分で取り、トラブルがあれば自分で対処する社会性が必要です。
もちろん日本でも当てはまるのですが、自国で暮らせば親や友人、恋人など周りを見渡せばイギリスよりは寄りかかれる人は多いはず。
渡英してしばらくは慣れるまで半年ほどはかかりますのでそれまではマイペースに過ごし、それを過ぎた自立&自律しましょう。
自分の足で立ち進む道を決め、自分の居場所を自分で見つけるのです。
泣いていても本当の意味では、誰も助けてくれません。
英語力はもとよりコミュ力高し

英語力はもちろん必要です。

が、英語ができれば友人に恵まれるかと言えば否です。

もちろんチャンスは増えますが、結局はその人の人間性に魅力がなければ周りに人は集まりません。

平凡妻はカナダで暮らしていた頃、マジメな学生だったのでTOEIC800ナンボはあったと思いますがカナダ人の友人どころか友人すらいませんでした。(会話はTOEICじゃ測れないけど。)

毎日、地面の雪見てた。

断言します。結局はコミュ力です。

「この人と言葉の壁を越えてでも付き合いたい!」と思わせる人間性が絶対に必要です。

英語は勿論必要。けど最後は人間性。

しかし、あなたの人間性を売るためには英語とコミュ力が必要というジレンマ。

辛い…突然の辞令で海外に投げ入れたコミュ力無し子の駐在妻としては、ここまでナイナイ尽くしです。自分を育てていくしかありません。

日本がそこまで好きじゃない
ハイぶっちゃけましたー。
「愛国心?あ~どっかに落としてきたかも。」そんな方、結構多いのでは?
オリンピックやワールドカップは日本を応援するけど、日本に帰りたくはない。
「素晴らしいところもあるけれど、それ以上にキツイことが多すぎる。」
本音はこんなところでしょうか。理由といたしましては、
  1. 同調圧力&同調圧力&again無限∞
  2. ワークライフバランスをブっ壊す長時間労働が一生続く
  3. 他者に寛容でない社会や国民性
  4. 出る杭は打たれる社会

上記は常々、平凡妻が日本社会に辟易している点です。マジで一回破壊したほうが国民みんな幸せになれるんじゃねーかなとすら思っております。

同調圧力

「みんなちがって、みんないい by金子みすゞ」は有名ですが、そもそもそっっんな当たり前な内容が有名な詩の一節になる社会が間違っているのであります。

海は広いな大きいな、くらい深みがありません。

しかし、日本で大事にしてほしい詩、永遠不動のNO.1。日本国民全員がこの詩を心のタトゥーに彫れば、同調圧力なんて生まれないのに。

労働過多

24hは命に関わる医療や救急と消防、犯罪抑止の警察と災害援助の自衛隊さえ機能してくれればもうよくない?

深夜にラーメンとアイス食べたくなっても我慢するからクッソ労働環境の沼から解放しておくれ。

会社員は自宅勤務OK!

どうしてもの場合は電話会議、もしくは水・土日の週3休み希望です。

他者に寛容でない社会

「迷惑をかけちゃいけないよ。」そう親から言い聞かせられ育つ謙虚な国民性を持つ日本人。なので、他者を思いやり自分が迷惑者にならないよう努めます。

素晴らしいと同時に他人の迷惑にも厳しい。

3分の電車の遅延や赤ちゃんの泣き声から、ちょっとカバンが電車で当たったら舌打ち…。怖すぎィ!

出る杭は打たれる社会

自己主張をする人、目立つ人は嫌われる。残念ながら、正論より大切にされるのは空気を読み周囲に合わせる力です。

だから皆さんが嫌いなPTAも印鑑文化もブラック校則も定時30分前出社もなくなりません。

控え目に言ってバカらしいと思うものでも、「慣例だから」と言われれば従うしかない日本社会の闇。

変わるスピードが鈍足すぎるゆえ、このままですとアラフォー以上は変わるのを待っていたらあの世行が先に決定しそうです。

さて、本日はなんだか日本ヘイトなお話になってしまいました。

とはいえ、平凡妻も純正培養の日本人なので日本の美しいところ、イギリスの悪いところも日々体感しながら生きています。

誤解のないよう申し上げますが、マインドは日本とイギリスの永世中立国です。

みなさんも自分にぴったりな場所で、本日も健やかに生きられますように。

宜しければ実体験のこちらも↓

海外生活が辛いのは半年まで。イギリス駐在妻は5つのものを失った