学校で習わないネイティブのイギリス英語フレーズ。

はっきり申し上げて、イギリス人の英語は分かりずらいです。

特に日本でアメリカ英語を真面目に積み上げてきた人ほど「ハァン?」となる確率高し。平凡妻もそのうちの一人でありました。

何が難しいって、階級や住んでいる場所によってアクセントや使うフレーズが違い過ぎるのです。

よく「イギリスネイティブが使う○○!」とありますが、「そのネイティブっつーのはぁ!どこの階級に属しててどこに住んでる人なのよ!?年齢は?性別は!?」と確認してから使うことを激しくお勧めいたします。

何を隠そう、平凡妻は場違い英語フレーズで友人たちに失笑を喰らった過去多数。彼らは同じ階級内で基本的に生きているので自分はどの層の人と関わり合うのかによって取捨選択すべし、と考えます。

本日紹介するのは以下のようなイギリス人がよく使っているフレーズです↓

勤め先は大学病院、公立学校、NPO、警察などで察するに中流階級。日本で言えばホワイトカラーの会社員や公務員でしょうか。
住まいや出身はロンドン北部、オックスフォード、ケンブリッジ、コヴェントリー周辺。
年齢は40代の男女。Fu○kなどのスラングはお嫌い。つーか1回も聞いたことナッシング。上品で少々固い英語を話す人々。

・That would be lovely. ・That sounds lovely. ・Have a lovely afternoon

ラブリーラブリー、何でもラブリー!あのオザケンもビックリ。

洋服を褒める時もラブリー。女子的なカワイイね、だけではなく男性でもそれイイね!というニュアンスでも使います。

意味はgoodと変わりませんが、lovelyは一層フレンドリーで相手への気持ちがこもっている模様。しかし、これ美味しいね、と味を褒める時はなぜかgood。

例えば友人と朝カフェでお茶したとして、It was a lovely coffee morning (今朝は良い/楽しいコーヒーモーニングだったよ。)とは言いますがThis coffee is lovely(このコーヒーはおいしい。)とは言いません。

This coffee is good/niceが自然。なぜだ?

・Hello,how are you? ・Hi, you are alright? 

基本のキですが、教科書通りの挨拶表現を使います。

有名イギリス英語はHi ya(ハイヤ~)ですが、平凡妻は友人に使った瞬間その場に気まずい空気が流れました。

Hi yaは「こんちは。」「ヨッス!」「チース。」的にカジュアル。

ちなみにThank you も普通にThank you。同じ意味のCheersも有名ですが、ニュアンスでは「どーもー。」「あざっす。」的なので、使う相手と場所は考えたほうが良いです。

蛇足ですがアメリカ英語は封印したほうが無難。

イギリス人はグレイト・ブリテン様のプライドをお持ちなので、アメリカの言い回しはウッザァとなることあっても「What a cool men,ha?」と好かれることは残念ながらありません。

英語できがちな方はやってしまうことあるとが思いますが「Hey guys,what’s up?」はマジでやめたほういいいです。

「Hey,bro!」なんてもってのほか。言った日にはその場は氷点下一直線。瞬時に凍ります。

10代のイキッた男子学生が中2病的にワザとアメリカン風に話すことはあるらしいですヨ。

・I’m rubbish on tennis.

rubbishはイギリス英語でゴミ。たとえばテニスがド下手クソだった場合、上記のように使用。

ちなみにアメリカ英語のゴミはtrash。イギリスでゴミ箱はrubbish bin、アメリカはtrash box。

平凡妻はI’m rubbish on sewing。恥ずかしながら裁縫がゴミカスレベルに下手クソです。

・Hi,ladies. Do you fancy for meeting up?

ここでいうladiesは仲良しの女友達を呼ぶくだけた表現。我々は齢over40が中心なのでladiesですが、若者やこどもならgirls,男性ならboysでもOKです。

気持ち的には「いつものメンバー」にヨッ!どもー!みたいな感じで使います。Fancyは砕けつつ、やや女性的。ヨッ!よかったら会いたくない?みたいなノリですね。

I don’t feel fancy to meet unknown people.だと、知らない人と会うのはあまり気が進まない、好きじゃないという意味になります。

意味はwant・like or lovelyと似ていますがもっと砕けているので仲良し同士で使うと◎

・I’ll give you a lift.

コレ、友人に言われてポカーンとした表現。Liftはイギリスではエレベーターのこと。

え?ここにはエレベーターないけどハァ?みたいな顔をしたら、「車で送っていくよ。」という意味でした。I’ll drive for you.とは言われたことないです。

車じゃないと遠いなぁ~と思う場所で友人と待ち合わせる時、「I’m happy to give you a lift.」ぜんぜんいいよ!送るよ!…平凡妻は免許なし。ありがとう!めっちゃいい人。男性陣、彼女にぜひ使ってください。

・He is like a hoover.

hooverはイギリス英語で掃除機。彼、掃除機みたい吸い込むように食べるな。この大食い野郎!と言われた夫の友人。もちろん失礼だから面と向かって言わないようにお願いします。

・I’ll text you.

平凡妻のポカン英語第2弾。友人に確認したら、iphoneでテキストメッセージ送るわ~という意味でした。

mailはPCメールのことで携帯のメッセージはtext。今はめっちゃ使う表現。

お茶した時に、「次いつ会う~?予定みて後で決めよっか?」

さぁ、そんなときは「I’ll text you later.」

・Hurray!

ポカン3弾。テキストメッセージに書いてあって「意味わかんない。何コレ?」と聞いたところ、「アッ…それ、ただのフレーって意味だよ…。」

つまり日本的「ヤッター!」「よっしゃぁ!」…しょうもない。聞くほどのものでもなかった。だが意外と使います。

・Fingers Crossed x

ニュアンスとしては、神のみぞ知るが幸運を祈る!

例えば明日モモクロのライブに行くがいい席かは分からない。そんなときは「Fingers croosed!」いい席だといいなぁ、という気持ちを込めて自分で言ってもいいし、いい席だといいね、という意味で相手に言ってもOK。

そういえば平凡妻の夏季休暇で予約したホテル、レビュー悪かったけど嘘だといいな…Fingers crossed x

ここで書いたすべてのフレーズは友人たちが本当によく使い、意外と知らなかったものばかり。教科書に載っていないポカン表現が日常には溢れています。

どんな英語を話すのかはその人のキャラや性格にもよるので階級を超えて使われる表現もあるし、同じ階級でも使わない人もいるので見極めはご自身で。お役に立てればコレ幸いです。

今日も良き日を。

Have a lovely day! ←ウッザァ