日本人が英語を話せない理由とその解決法。

どうも、イケメンに朝イチ顔を足蹴りされて悶絶した平凡妻です。

昨日は英語と恋とイケメンについて書き、「はぁ?自慢かよウッザァ。」と眉が10時10分の鋭角になった方もいっらしゃったでしょう。

「なんかコイツ英語できるみたいな空気出していやがる。」とも受け取られたかもしれません。

本日はその英語、なかでも我々大多数が苦手とする英会話についての話をしたい。まず英語を話すのに何より重要なのは、メンタリティー

英会話上達の要点
  1. 日本語でもコミュニケーションが苦手な人はそもそも英語でも会話上手になるわけがない。英語がわかるコミュ障になるだけ。メンタルから変える
  2. そのためにはキャラ変させても可
  3. なぜ日本人が会話ができないのか?→日本の英語教育が受験用だからです。あなたのせいではありません。
  4. 会話練習はテニスのサーブと同じで瞬発力
  5. リスニング→発話の会話練習を繰り返す

キャラ変?バッカじゃない…?

そう思った方、これ大マジです。陰キャは英語、というより英会話がうまくなるのが遅い。そもそも会話それ自体が苦手ならば、英語なら余計にダンマリになってしまう。

じゃあどうするのか。

陽キャになるしかありません。

会話力というよりメンタリティーの強化です。それすらできないならもうずっと黙るよりほかありません。

陽キャでおしゃべり好きなのに話せないのは、間違いを恐れて発話できないか、単にリスニング→発話の流れがスムーズにいかないだけなので、テニスのサーブを打ち返すように言語の瞬発力を磨くのみ。

ネイティブ英語教師の英語はティーチャートークといって、語彙コントロールがなされたぬるま湯の英語。

分かりやすくかみ砕いた外国人に分かりやすい英語です。

生の会話はどこから何の話が出るかもわからない。なので、ラジオや映画で拾って使うことが必須。とにかくミートアップでも習い事でもいいのでネイティブと絡みましょう。

ちなみに平凡妻は英語を話すときはなたぎ武を憑依させます。

そして、日本人が英会話が苦手な理由は根拠があります。私たちのシャイな性格だけのせいではありません。

専門的なお話をひとつ。

語学習得には4技能が必要です。聞く・話す・読む・書く力。

日本の英語教育は文法訳読法といって、教科書を読みながら文法や語彙を暗記しできるだけ正確に日本語に翻訳する教授法がメイン。

つまり読解力をつけるには最高ですが、コミュニケーションに必要な発音、リスニング、会話練習は重要視されないのでいくら勉強しても話せるようにはなりません。

この教授法で6年間マジメに勉強すると長文読解は大得意なのに会話になるとドン詰まる人間の完成です。

そもそも日本の英語教育のカリキュラムが全くコミュニカティブではないのです。それゆえ、話す時も頭の中で日本語を一生懸命に英語に訳そうとする。

当然時間もかかって頭は真っ白になるし、コミュニケーションというよりは、「あぁ~何だっけ⁉」

「勉強したのに思い出せない。」となる。

文法を記憶から引っ張るだけでは会話になりません。考えているあいだ、ずっと相手が待ってくれるわけもなく…。

会話ができないのは個人の力量のせいだけではありません。

ペーパーができるのに話せないことにコンプレックスを感じ「英語できます!」と言えない学生と、もしくは机の上の勉強で躓いて英語アレルギーになり6年間ひたすら窓の外を眺めて耐える学生は、単にカリキュラム通りに勉強したからかと思います。

会話とリスニングは自分で構築するべし。

一方、ヨーロッパではCEFR(Common European Framework of Reference for Language:ヨーロッパ共通参照枠)という英語ないし他ヨーロッパ言語の習得基準を測るものが存在します。

ここで重要視されるのは、Can-Do Statement、つまり言語を使って学習者が何ができるのかという力。

ここイギリスでは英語を使って何をすることができるのかがその人の英語力の高さを表すことになる。

もちろん日本のように文献を読む力もそうだし、ネイティブのように話さなくともコミュニケーションが取れ日常生活を回す力があれば「英語ができる。」と評価されるわけです。

彼らが文法お構いなしにくっちゃべっているのにも関わらず、「英語できます。」と堂々と言うのは別に自分らに甘いからではありません。(多分。)

EUでは評価基準がもともと違うのです。

さて、かくいう平凡妻も日本の義務教育で純正培養された「話せない日本人」でした。

大学時代カナダに住んでいたことがあったのですがまー話せない

「お前それで本当に外国語学部なの?」

と何回自分にツッコミを入れ、涙を浮かべて宙を見上げたか。心に木枯らし吹いてました、ヒューピュルルルルーッて。

今思えば自分が悪いのではなく単に練習の機会が足りていなかっただけなのですが、できると信じていたものが打ち砕かれメンタル大崩壊。

ウジウジしすぎて身体からカビ臭が漂ってきそうなくらいには根暗な女になりました。

顔が一筆書きなうえ寒さで顔は真っ白&いつもモゴってニヘラァと笑いながらSorryしか言わない女、誰が一緒にいて楽しいのだろう。カナダの記憶といえば地面の雪しかない。

当時出会った人間は平凡妻のことを覚えていないか、もしくはちびまる子の野口さん的キャラいたわ~くらいにしか思い出せないと思います。

ていうか忘れてほしい。黒歴史すぎる。

といわけで、さっさと尻尾巻いて帰ってきました。寒いし。(別にカナダは何も悪くない。)

そんな野口がイギリスに住むことになった!さぁ大変です。

「変わらなけれバ変わらなけれバ変わらなけれバ‼」と呪文を毎日のように唱え、自分の体に変わらなけれバっていう見えないタトゥーを彫りました。

そしてこのタトゥーは英語を話すシチュエーションでいきなり太字になる。そんなに人は急に変われない。

陰キャラからいきなり「Hi, what a lovely afternoon, yeah?」なんてどんな顔しながら茶すすって話せばいいのか。日本でだってそんなこと言わねぇ。

自分のキャラと英語がぶつかってキャラ摩擦が起こっている。

「もうこんな自分イヤッ!アタイだって本当は英語YEAH!したいッ本当は素直になれなかっただけでR発音巻いてアハー?とか言ってHagしてKissしてByeしたいッ」

(アハーはイギリス人使いませんが。)

心の声に耳を傾けます。

そうよね…アタシだって明るく生きたいのよ。陽に当たりたいのよ…そう思って一大決心。

陰性格を封印した結果、英語で話す時はめっちゃくちゃナイズドされたなだぎ武になった。

なぜ友近ではなくなだぎ武なのかは自分でも不明ですが、英語を話すときはマインドがあの外国人吹替コントのなだき。

彼が乗り移ると、恥や怖さなんてものは一切吹き飛び「oh yeah, right!」とか「why not?」等、もうどうやってもドヤ顔かキメ顔しないと飛び出てこないであろう恥ずかしいフレーズも言える。

なんなら肩をすくめちゃったりする。

イラッ&ウッザァなキャラですが今のところ誰にも迷惑はかけていません。それどころかイギリス人の友達も数人できた。嬉しい…。

そういうわけで、日本人が英語を話せないのにはちゃんとした理由があります。

そしてそれは我々のせいではありません。

解決法はなだぎ武を乗り移らせてひたすら練習することです。もしくはイギリス人に恋をして下心で自分を突き動かすしかない。

英会話は、ひたすらテニスのサーブを打ち返すように英語の反射神経を鍛えしかない。早くボールに慣れることです。そのためには量が必要。

平凡妻の場合はそもそもキャラ変が必須でした。

うわぁ~参考になったと思うアナタは野口族。

「正しい場所で、正しいやり方で、一定量こなした努力は報われる。」by林修

一緒に頑張りましょっ!